生きている 佐内正史

私がまだカメラを持ち始めて遊んでいるころ
何が何だか分からず
ただ“撮ること”が楽しい時
写真家の名前なんて1人も知らなかった

それから少したって
可愛くて大好きだった女の子が
写真家HIROMIXだったことを知った
嬉しくて、そして少しずるく今まで以上に好きになった
それが始めて好きになった写真家

その後、少し知り合いだった人に
何故だか、どうゆう訳だか一冊の写真集をもらったことがある
なんだか大きいし重いし
そこまで仲も良くないのに貰っていい物だったのかと
私は少し後ろめたい気持ちでその写真集を何回か見て
本棚にしまいこんでしまった
そして、私が写真を撮ることに対して
始めの頃の“楽しさ”以外の何かを見出した時に
そういえば写真集を頂いたな。と思い引っ張り出して、ページをめくると
前に目にした印象をガラリと変えて写真たちはそこにいた
(私が少し大人になったのと、その時の気持ちとがそうさせたのかもしれない)
その写真集が佐内正史さんの「生きている」
今はいつでも目に入る位置に置いてある
私が2番目に好きになった写真家

そして今日、その佐内さんに会えました
少しだけお話も出来ました
素直にとても くやしい!
身を弁えなさいと言う発言かもしれない
でも、私が好きな人たちに対して私はいつも尊敬と悔しさを持っているからしょうがない
少しちやほやされて浮かれていた私にとてもいい刺激になりました

明日からまた頑張る